秋田県由利本荘(ゆりほんじょう)市に拠点を構える「ゴロクヤ市場」は、”秋田県産専門のお野菜”の卸です。
「ゴロクヤ」とは、秋田と東京を隔てる568㎞の距離のこと。「その距離があっても、農家さんがつくるおいしい野菜を新鮮なままで届けたい」そんな想いが込められています。
現在、秋田県内の提携農家さんは、50件以上あります。秋田に住みながら、そんな農家さんたちと日々農業に向き合い、野菜・果物に向き合い、秋田県産のおいしい、そして安全なお野菜を秋田県を超えて、日本全国の食卓に届けられるよう活動しています。
私たちが扱うお野菜は、この3つが必ず備わったお野菜です。
1. 秋田県産の農作物
2. 地域資源を使用した農業に取り組まれている農業者さま
(例:堆肥に県産米の籾殻を利用。上下水道ではなく、湧水を使用している。お米の籾殻をボイラーにしたり、雪を冷却機能に活用している。など)
3. 50年後も同じ農地で生産活動ができる農業
(例:除草剤を撒いていない。生態系に害のない農薬の選定。など)
この基準をクリアしたお野菜だけを出荷しています。安全であることに加え、これからの未来に農業を残すことができる、そして秋田県でしかできない農業で秋田ならではのおいしさを追求しています。
秋田県にかほ市で栽培されている「北限のいちじく」は、実がきゅっと小さくて、一般的にイメージされる「いちじく」とはちょっと違います。
品種名は「ブルンスウィック」。甘味が強いですが上品な味わいで、果実が小さく熟しても果色が紅をささないので、とっても上品でかわいらしい見た目をしています。
日本への導入時に誤って「ホワイト・ゼノア」と称したことから,現在でも「ホワイト・ゼノア」として誤称されている地域も大変多いんだとか。
山形県と境を接するにかほ市は、秋田市から車でおよそ1時間のところにあります。西は日本海に面し、南には美しい裾野をひく鳥海山。平野には田んぼや畑が広がっています。車窓から見るにかほの海は広々とおおらかで、”秋田のハワイ”と言われるほど温暖な気候で、積雪も少ない地域です。
いちじくの産地は、そのにかほ市の中でも大竹という昔からいちじくを作り続けてきた地域です。9月末から11月頭くらいまでの1ヵ月ちょっとという非常に短い収穫期間で、大変貴重な品種です。大人気のいちじくを、ぜひ逃さず楽しんでいただきたいです。